目の下にぷっくりとした膨らみができて、影が目立っている場合、単純な皮膚のたるみだけではなく「眼窩脂肪」が原因。
整形で脂肪除去するのが手っ取り早いですが、リスクを考えるとなかなか踏み出せないですよね・・・
ちょっと時間はかかりますが、セルフケアでも解消することができるので、ご安心下さい。
この記事でわかること
- 目の下のふくらみ(眼窩脂肪のふくらみ)を自力で改善する方法
この記事のポイント!
- 眼窩脂肪も体の脂肪と同じ。目の下のふくらみが気になる場合は、自力で燃焼させる対策をすればOK。
- 自力で眼窩脂肪を燃焼するのに役立つのが、「筋トレ」・「マッサージ」・「眼窩脂肪の燃焼をサポートするアイクリーム」
眼窩脂肪は自力で燃焼させることができる
目の下のたるみとひとくちに言っても、原因はひとつではありません。
表面の皮膚だけがたるんでいる場合と、その奥の脂肪が前に飛び出してしまっている場合とでは対策も変わってきます。
目の下にふくらみができて、それが影になっている場合は、「眼窩脂肪」という脂肪が原因。
これは、整形しかないんじゃない?脂肪が原因なら、手術で取るしかないでしょ。
そんなことないわ!眼窩脂肪だって体の脂肪と同じように自力で燃焼させることができるのよ!
本当に?整形は嫌だから、もう諦めるしかないかと・・・
体についた脂肪を落とすのに、美容外科で脂肪吸引する人ってわずかよね?
ほとんどの人が、運動したりして自力で痩せようとするでしょ?
目の下のたるみの正体だって、同じ「脂肪」なんだから、同じく自力で燃焼させることができるのよ。
眼窩脂肪は眼輪筋の筋トレで燃焼できる!
ダイエットに詳しい人なら、脂肪には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があることはご存じかと思います。
- 白色脂肪細胞・・・脂肪を蓄積する
- 褐色脂肪細胞・・・同じ脂肪だが、脂肪を分解してくれる
ダイエットするためには、褐色脂肪細胞を活性化させれば良いということになります。
そのために役立つのが、筋トレです。
だから、ダイエットのために、運動が推奨されているわけですね。
眼窩脂肪にも、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の両方があるため、同じことが言えるんです。
褐色脂肪細胞を活性化させるためには遅筋という筋肉を鍛えるのが効果的。
顔の筋肉はほとんどがこの遅筋です。
だから、筋トレで遅筋である眼輪筋を鍛えれば、褐色細胞が活性化され、眼窩脂肪が燃えやすくなるということになります。
さらに、眼輪筋を鍛えて筋肉に厚みが出れば、眼窩脂肪が前に出っ張ってくるのを抑え込むことができます。
眼輪筋のトレーニングは、「脂肪燃焼」だけではなく「出っ張りを抑え込む力を強化」という一石二鳥の効果が望めるわけです。
眼窩脂肪を燃焼させるトレーニング
眼輪筋はとても薄い筋肉のため、衰えやすいという特徴があります。
日常生活ではほとんど使われないため、意識的にトレーニングしないとすぐに目の下のたるみの原因になってしまいます。
すでに目の下に眼窩脂肪によるたるみができてしまっている状態でも、これからご紹介する筋トレを毎日続ければ目立たなくすることはできます。
ですので、諦めずにトライしてみてくださいね。
眼輪筋を鍛えるトレーニングの中でも、特に目の下を鍛えるのに効果があるトレーニングをご紹介します。
<上がり目>状態で目を閉じる
眼窩脂肪燃焼トレーニング1
指で上瞼の動きを制限することで、下まぶたがしっかりと動くのが分かります。
にらめっこの上がり目のように、目尻を上方向に引っ張った状態で、下まぶたを持ち上げるエクササイズです。
- 指で目尻を上方向外側に押し上げます
- そのまま目を閉じます。このとき頬の筋肉は使わずに眼輪筋の力だけで閉じるようにします。
上まぶたを押さえて目を閉じる
眼窩脂肪燃焼トレーニング2
指で上瞼の動きを制限することで、下まぶたがしっかりと動くのが分かります。
にらめっこの上がり目のように、目尻を上方向に引っ張った状態で、下まぶたを持ち上げるエクササイズです。
- 眉毛の下で上瞼を引き上げて指で押さえます。
- そのまま目を閉じて、この状態を5秒キープします。
- これを片目5回ずつ繰り返します。5回を1セットとして5セット。最低でも朝夕2回やるのがおすすめ。
これらのトレーニングのやり方は、石川医院という眼科のサイトで紹介されているものです。
私がこれまで試した中で、一番目の下の膨らみオフに効きました!
筋トレとあわせて使いたいアイクリームをご紹介しますね。
筋トレで褐色脂肪細胞を活性化しつつ、眼輪筋にアプローチできるアイクリームを一緒に使えば無敵です!
眼窩脂肪燃焼をサポートするマッサージ
「血流が良いほうが脂肪を燃やしやすい!」というのも、ダイエッターにとっては常識。
ということは、同じ脂肪である「眼窩脂肪」だって血流が良いほうが燃焼しやすいということになります。
眼輪筋は日常生活では動かす機会が少ないため、血流が悪くなりがちなので、意識してケアする必要があります。
スマホやPCの長時間利用も血流悪化に拍車をかけるので、デスクワークの人は特に注意しましょう!!
血流が悪くなれば老廃物がたまりやすくなり、ハリのある肌や筋肉に必要な酸素や栄養素も運ばれにくくなります。
筋トレも有効ですが、その前後にマッサージを取り入れると、さらに眼窩脂肪燃焼効果が高まります。
眼窩脂肪燃焼マッサージのやり方
- 目元にクリームやオイルを塗り、滑りを良くします。
- 中指で目尻→目の下→目頭→眉下→目尻の順に指を滑らせます。
- また目頭まで戻って、1周半指を滑らせます。
- 額の中央に中指と薬指を置いて軽く圧をかけ、次にこめかみにも同様のことを行います。
- こめかみ→耳の前→首筋→鎖骨の上部という順番に指を滑らせ老廃物を流します。
- (2)~(5)を2回繰り返します。
注意ポイント
- マッサージ前に、クリームやオイルを塗って滑りを良くしてから行いましょう。
乾いた肌に指を滑らすと摩擦の原因となり、たるみを悪化させてしまいます。 - グイグイと強く擦るのは絶対NG!指の力を抜いて優しくなでるように滑らせましょう。
ツボ押しで血流を促進して眼窩脂肪を燃焼させる!
マッサージは皮膚を擦ってしまいそうで心配・・・という人には、ツボ押しがおすすめです。
ツボ押しならメイクの上からでもできるので、仕事の合間の疲れ目対策にも有効ですね。
血流促進のあるツボを刺激すれば、眼窩脂肪燃焼効果もアップします。
アイクリームをなじませるついでに、毎日刺激するのを習慣にしましょう。
血流促進の5つのツボ!
- 晴明 (せいめい)
【場所】目頭のくぼみの部分。
【効果】目元のむくみ・目の充血・眼精疲労の解消。 - 承泣 (しょうきゅう)
【場所】黒目の真下にある骨の縁の上部分。
【効果】目元のむくみの解消、血流促進。目の充血・ドライアイの解消。 - 球後 (きゅうご)
【場所】承泣と目尻の間の真ん中。
【効果】血流、リンパの流れの促進。むくみ、たるみの解消。 - 太陽 (たいよう)
【場所】目尻の外側のからこめかあたりにあるわずかなくぼみ。
【効果】疲れ目や老眼、目の充血、頭痛解消など。 - 魚腰(ぎょよう)
【場所】眉の真ん中から少し下。
【効果】目元のむくみ、たるみ、眼精疲労の解消。
ツボ押しのやり方
- 人差し指か中指の腹でそれぞれのツボを押します。
- 息を吐きながら5秒ずつ押さえては離すという動作を3回繰り返します。
力を入れすぎず、痛気持ちいいと思うくらいの力加減で行ってください。
眼窩脂肪燃焼に役立つクリーム3選
目袋10年歴の私が、「筋トレしながら使うとハリが出る!」と実感したアイクリームを3つご紹介します。
目袋への効果はピカイチ!
POLA B.A アイゾーンクリーム
眼窩脂肪のふくらみが目立ってしまうのは、加齢で眼輪筋が薄くなって脂肪を抑え込む力がなくなるから。
眼輪筋トレーニングが有効なのは分かっているけど、いつもトレーニングできるとは限らない(>_<)
そこでおすすめなのが、POLAのB.A アイゾーンクリーム。
このアイゾーンクリームには、眼輪筋を構成するタンパク質をサポートする「CFエキス」が配合されているんです。
このアイクリームで眼輪筋のもとになるたんぱく質を増やしつつ、筋トレすれば最強じゃない?
アイクリームで強化された眼輪筋をトレーニングでさらに鍛えれば、代謝が良くなり眼窩脂肪燃焼効果は高まります。
目の下の出っ張りがフラットになる日も遠くありませんね!
そうは言っても、ポーラの最高峰ブランドB.A.のアイクリームというだけあって、お値段は税込19,800円。
強気のお値段ですが、「もう整形でこの脂肪の膨らみを取っちゃうしかないの?」と思い詰めているなら、一度お試ししてみて損はないと思いますよ!
こんな人におすすめ!
- 多少投資しても良いから目の下のふくらみを改善したい
- 顔ヨガや筋トレが良いのは分かっているけど、続かない
B.A アイゾーンクリーム商品情報
- 本体価格・容量:19,800円(税込)/26g
- 本体使用期間:約60日
- 成分:月桃葉BAリキッド,EGクリアエキス,YACエキスなど
筋肉ケアで速攻リフトアップ!
モイストリフトプリュスセラム(ドクターソワ)
この美容液は「筋肉ケア」という新発想のたるみ専用美容液。
クリニックでの引き締め治療に使われるDMAEを高濃度配合しているすごい美容液です。
「DMAE」というのは、筋肉に作用して引き締めを可能にする成分のこと。
たるみの原因として大きいのが筋力低下ですが、筋力低下は脳の神経伝達物質である「アセチルコリン」の減少によって起こります。
この物質が減少すると、たるみやシワが目立つように・・・
そのアセチルコリンと同様の働きをするのが、この美容液に配合されている「DMAE」なんです。
高濃度に配合された「DMAE」が、肌表面だけではなく筋肉にまで作用し、速攻ハリの目覚める肌に!
この美容液は本当に速攻で実感できる!目袋が小さくなるし、ほうれい線やおでこのシワにも数日で変化が!目元専用ではないけど、本当におすすめです!
DMAEの引き締め・ハリ効果は臨床実験検証済!
“DMAE ”の効果は、2001年にヴォーグ誌で、全米ナンバーワンの皮膚科医と称された元イエール大学の臨床副教授のニコラス・ぺリコーン博士の実験によって立証されています。
その実験内容とは、17人の人の顔半分にDMAEクリームを塗り、30分後に顔半分ずつを比較。 塗った部分は全員のスキントーンが明るくなり、肌のたるみが改善、塗布するだけで引き締め効果が得られ、またその効果が24時間持続したことが確認されました。
その後2-3週間の使用で、顔が引き締まりフェイスラインがシャープになった、顔の年齢線が目立ちにくくなった、ハリが出たなどの効果が確認されています。
出典:ドクターソワ(DR.SOIE)
さらに、糖化を防ぎコラーゲンをサポートする「カルノシン」、医療用グレードのコラーゲンとスーパーヒアルロン酸などといった成分が贅沢に配合されています。
ブヨブヨにたるんだ眼窩脂肪を引き締めるとともに、ほうれい線のケアやフェイスラインの引き締めまで、さまざまなエイジングサインに多角的にアプローチできます。
こんな人におすすめ!
- 表皮・真皮のケアだけでは物足りない
- どんな商品を使ってもいまいち
- ほうれい線、フェイスラインも一緒にケアしたい
商品情報
- 本体価格・容量:11,000円(税込)/ 30ml
- 成分:DMAE、カルノシン、レチノール、サクシノイルアテロコラーゲン、ナイアシンアミド、αリポ酸など
目の下特化型!
アイキララ
アイキララは、「目の下の皮膚痩せ」に着目して開発されたアイクリーム。
皮膚痩せというのは、真皮のコラーゲンやエラスチンといった弾力繊維がボリュームを失ってしまうことです。
皮膚痩せすると、眼窩脂肪を抑え込むだけのハリがなくなり、目の下がダルダルに・・・
そこで、皮膚痩せを補うために配合されているのが、「Kコンプレックス」、「ハロキシル」、「MGA」といった目元ケア用特化成分。
- 巡りをサポートする「Kコンプレックス」
- コラーゲン生成をサポートする「MGA(ビタミンC誘導体)」
- 薄くなった目の下を保護する「ハロキシル」
といった成分が目の下にハリと弾力を与えます。
アイクリームが初めてという人でも気軽に始められる価格という点も魅力的ですね。
こんな人におすすめ!
- 目の下専用のアイクリームを使ってみたい
- お手頃価格のアイクリームを探している
アイキララ商品情報
- 本体価格・容量:3,278(税込)/10g
- 本体使用期間:約1ヶ月分
- 成分:ビタミンC誘導体、ペプチド、コラーゲンなど
- お得な定期コースあり
美容整形の場合は眼窩脂肪「燃焼」ではなく「切除」
「眼窩脂肪のふくらみは、美容整形に頼らなくても自力で燃焼させることができますよ」ということで、その方法をいろいろとお伝えしてきました。
ですが、セルフケアのデメリットは、効果が出るまでにある程度の時間がかかるという点です。
「目の下の膨らみを今すぐ何とかしたい!」と、美容整形を検討する人もいるでしょう。
そこで、美容整形で目の下の膨らみを解消する方法を調べてみました。
眼窩脂肪のふくらみを美容整形で治療する場合、脂肪を「燃焼」させるのではなく、「切除」する方法が一般的です。
脱脂術・ハムラ法
最近では、傷跡がほとんど残らない下まぶたの裏をわずかに切るだけの方法が人気となっていて、長期間の効果の持続が期待できる方法です。
手術法は、経結膜脱脂法と裏ハムラ法の2種類。
経結膜脱脂法は下まぶたを数mmほどの小さく切開し、そこから余分な眼窩脂肪を取り除く方法。
「ハムラ法」は「脱脂術」とは異なり、膨らみの原因である眼窩脂肪を除去するのではなく、窪んでいる部分に移植する方法です。
裏ハムラ法では、下まぶたの裏側を切開するため、傷跡がまったく見えない自然な仕上がりになります。
また、たるみのせいで伸びてしまった皮膚も切除することができるため、頬のラインもスッキリと整えることが可能です。
眼窩脂肪燃焼セルフケアと美容整形のメリット&デメリット
眼窩脂肪による目の下のふくらみをどうにかするには、大きく分けて以下の2択となります。
- セルフケアで眼窩脂肪燃焼
- 美容整形で脂肪を切除
どちらの方法にもメリットデメリットがありますので、その点についてもきちんと把握しておくと良いですね。
美容整形の場合のメリット・デメリット
- 施術を受けたからといって必ず改善できるわけではない
- 失敗すると更にコンプレックスを抱えてしまうことがある
- 費用はそれなりに高額
- 劇的に変わるので、治療を受けたことが周囲に知られてしまう場合も
こんな人にはおすすめしない
- 絶対に失敗したくない人
- 少しでも安いクリニックを探そうとする人
- 治療したことを周囲に知られたくない人
- 短期間で若返りが可能
こんな人におすすめ!
- どんな結果になってもポジティブに考えられる人
- それなりの出費が覚悟できている人
眼窩脂肪をセルフケアで燃焼させる場合のメリット・デメリット
- 結果が出るまでに時間がかかる
こんな人にはおすすめしない
- 美容整形のように、即効で劇的に変わりたい人
- 安全性が高い・美容整形のようなリスクがない
こんな人におすすめ!
- 多少時間がかかっても良いから安全な方法で改善したい人
まとめ
眼窩脂肪を自力で燃焼させる方法をいろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
すでに目立ってしまっている眼窩脂肪のふくらみも、自力で燃焼させることは可能です。
以下の対策を続けて、フラットな目の下を取り戻しましょう。
眼窩脂肪燃焼セルフケア法
- 眼輪筋トレーニングで眼窩脂肪を燃焼
- マッサージで血行促進
- ツボ押しで血流を促進して眼窩脂肪を燃焼させる
- スキンケアで目の下の皮膚と筋肉を強化!
美容整形で脂肪を切除する方法もありますが、「高額な費用をかけられない」、「絶対に失敗したくない」という人には向いていません。
時間はかかるかもしれませんが、コツコツとセルフケアを続けるのが一番。
眼窩脂肪のふくらみがなくなると、見た目年齢が10歳くらい若返りますよ!
完全になくならなくても、ふくらみのサイズが小さくなっただけで印象が変わるので、諦めずに続けてみてくださいね!